原点回帰
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「AYUMI 歩」は福井県鯖江に拠点を構えるメガネ製造メーカー「マコト眼鏡」のフラッグシップブランドです。福井の眼鏡産業の礎を築いた増永五左衛門を祖先にもち、使う方の気持ちに立ち今では数少なくなったセルロイドを使用し、手作りで1枚1枚を真剣勝負で作られております。コロナからようやく抜け出した2024年の新作のテーマは「原点回帰」。2000年に誕生した「AYUMI 歩」がなぜ誕生したのか?どんな想いで、そしてどんな「AYUMI 歩」を世に送り出そうとしたのか?そんな原点に立ち戻る想いで出来上がった新作です。
1990年代、バブルが崩壊し日本経済は低迷する厳しい経済情勢。現在はモノの値段がどんどん上がるインフレですが、今とは逆にモノの値段が下がるデフレの真っ只中、モノの価格が下がり低価格の安いものが氾濫しメガネも低価格化が本格化しました。海外製の大量生産された安価な商品が日本にも溢れてきた時代のスタートです。そのような時代の真っ只中「AYUMI 歩」は誕生しました。バブル以前は「メガネは高いもの」というイメージがあったと思いますが、低価格なメガネの登場により消費者のモノに対する価格定義が大きく変わった感じがいたしました。そんな時「AYUMI 歩」はあくまで良質な眼鏡作りの道へと進みます。そこには福井で初めて眼鏡作りを始めた先祖の増永五左衛門の血が黙ってなかったと私は思います。地域を豊かにしたい。そしてお使いになる方に「心地よい時間を、長く使い続けていただきたい」。何のために眼鏡を作るのか、現社長の増永昇司さんには「目的がはっきりと見えていた」、私はそのように感じます。
2024年現在のメガネデザインのトレンドは10年ほど前から始まったクラシックなスタイルが主流ですが、2000年当時はメガネの上下幅の狭いナロースタイルが主流でした。そんな時代背景やトレンドが反映された渾身の歩 AYUMI のファーストモデル。流行は時代と共に変化していくものですが、多くのメガネブランドの2024年の春の新作の中には今まで主流の丸型中心のデザインからスクエアなデザインがチラホラと見かけるようになり、レンズの上下幅の狭いナローシェイプのものへと変化の兆しがあります。そのようなトレンドの流れも見受けられ、日本の方には幅広く似合うデザインに仕上がった歩 AYUMI の2024年の新作 AYUMI 050・051 。表面はエッジを効かせ、最大限にシャープでクールなイメージで作り上げられておりますが、裏側の顔に面した内側や直接肌に触れる部分は、どこまでも滑らかに作り上げられております。表側と裏側で相反した表現が共存し、多くの時間がかけられ、そして高度で繊細な技術で作り上げられております。肌触りやフィット感が計算された内側の大胆なカッティングからは、歩 AYUMI の誕生から23年の進化を経た職人の粋な技を感じる事ができます。
「人が使うものだから、心を込めて作り上げたい」
「人が使うものだから、人に優しいものでありたい」
「人が使うものだから、アナログでしか表現できないものがある」
そして、決して変わる事のない「歩 AYUMI 」の信念が色濃く反映された新作が出来上がりました。移り行くトレンドやファッションを超えていくタイムレスなメガネから、最高の技術の向上の為の努力と時間を惜しまない「歩 AYUMI 」の「真直」な姿勢をぜひ感じていただきたいです。
「人が使うものだから、心を込めて作り上げたい」
「人が使うものだから、人に優しいものでありたい」
「人が使うものだから、
アナログでしか表現できないものがある」
そして、決して変わる事のない「歩 AYUMI 」の信念が色濃く反映された新作が出来上がりました。移り行くトレンドやファッションを超えていくタイムレスなメガネから、最高の技術の向上の為の努力と時間を惜しまない「歩 AYUMI 」の「真直」な姿勢をぜひ感じていただきたいです。
「歩」AYUMI
AYUMI 050
size 55mm ◻︎15-145(↕︎34,0)
フレーム価格 : ¥50,050 税込
「歩」AYUMI
AYUMI 051
size 56mm ◻︎17-145(↕︎32,0)
フレーム価格 : ¥50,050 税込