1905年の創業から120年。
増永眼鏡は2025年、節目となる年を迎えました。
「良いめがねをつくる」という社是のもと、その精神は今も変わることなく、確かな技術として受け継がれています。

1905年の創業から120年。

増永眼鏡は2025年、節目となる年を迎えました。
「良いめがねをつくる」という社是のもと、その精神は今も変わることなく、確かな技術として受け継がれています。

志を受け継ぐ
──創業者・増永五左衛門の眼鏡づくり

志を受け継ぐ

創業者・増永五左衛門の眼鏡づくり

「産業を興し、人を育て、郷土を豊かにする。」
その信念が、日本の眼鏡づくりの原点となった。


増永眼鏡の創業者・**増永五左衛門(ますなが ごえもん)**が福井の地に眼鏡づくりを根づかせたのは、今から120年前の明治38年(1905年)のこと。彼が見つめていたのは、ただ“物”をつくることではありませんでした。

「人を育て、職を生み、地域を潤す」──

眼鏡を通して、地域と国の未来を築くという強い使命感が彼の原動力でした。当時、福井にはまだ眼鏡産業は存在せず、日本の眼鏡はすべて外国製。そんな中、五左衛門は東京で眼鏡技術を学び、職人たちを福井に招き、教育を重ね、工具や部品まで一つひとつ自ら整えていきました。いわばゼロから“眼鏡産業”を築き上げた人物です。彼がつくったのは眼鏡だけではありません。その土地に誇りと技術を根づかせる“文化”でした。そしてその文化は今も、MASUNAGAの製品一つひとつに脈々と息づいています。
 

創業者・増永五左衛門の志──

それは120年経った今も、変わることなく私たちの手元に届いています。「いい眼鏡を、長く使っていただきたい。」その願いとともに、黒澤時計店もまた、五左衛門の精神をお客様へお届けしています。


創業者:増永五左衛門
写真提供:増永眼鏡
「産業を興し、人を育て、郷土を豊かにする。」
その信念が、日本の眼鏡づくりの原点となった。

増永眼鏡の創業者・**増永五左衛門(ますなが ごえもん)**が福井の地に眼鏡づくりを根づかせたのは、今から120年前の明治38年(1905年)のこと。彼が見つめていたのは、ただ“物”をつくることではありませんでした。
 

「人を育て、職を生み、地域を潤す」

眼鏡を通して、地域と国の未来を築くという強い使命感が彼の原動力でした。当時、福井にはまだ眼鏡産業は存在せず、日本の眼鏡はすべて外国製。そんな中、五左衛門は東京で眼鏡技術を学び、職人たちを福井に招き、教育を重ね、工具や部品まで一つひとつ自ら整えていきました。いわばゼロから“眼鏡産業”を築き上げた人物です。彼がつくったのは眼鏡だけではありません。その土地に誇りと技術を根づかせる“文化”でした。そしてその文化は今も、MASUNAGAの製品一つひとつに脈々と息づいています。
 

創業者・増永五左衛門の志

それは120年経った今も、変わることなく私たちの手元に届いています。「いい眼鏡を、長く使っていただきたい。」その願いとともに、黒澤時計店もまた、五左衛門の精神をお客様へお届けしています。

創業者:増永五左衛門
写真提供:増永眼鏡

Edition 120  The 120th Anniversary Model


Edition 120  

The 120th Anniversary Model

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The story of Masunaga continues.

創業120周年の節目を迎えた増永眼鏡がつくるスペシャルピース「Edtion 120」


あまり限定品などのマーケティング戦略を行わない増永眼鏡が、創業120年という節目にあえて世に送り出した「Edition 120th」。
そこには、どのような意味が込められているのか。そんな想いを巡らせながら、写真に納めてみました。
眼鏡の製造は時計と同じく分業制が発達し、工程ごとに専門メーカーが担うのが一般的です。福井県、特に鯖江市周辺には数多くの眼鏡関連メーカーが集積し、現在では国内生産の約90%以上を支えています。その中にあって増永眼鏡は、金型製作からプラスチック枠の研磨、チタンをはじめとする金属加工、メッキや蒸着に至るまで、ほぼすべてを自社で完結させる、稀有な存在です。そして、この「Edition 120th」にも、その技術の象徴とも言える、チタンとK18 Goldを極めて小さな接点で接合する高度な技術が用いられています。

 

The story of Masunaga continues.
創業120周年の節目を迎えた増永眼鏡がつくるスペシャルピース「Edtion 120」


あまり限定品などのマーケティング戦略を行わない増永眼鏡が、創業120年という節目にあえて世に送り出した「Edition 120th」。
そこには、どのような意味が込められているのか。そんな想いを巡らせながら、写真に納めてみました。
眼鏡の製造は時計と同じく分業制が発達し、工程ごとに専門メーカーが担うのが一般的です。福井県、特に鯖江市周辺には数多くの眼鏡関連メーカーが集積し、現在では国内生産の約90%以上を支えています。その中にあって増永眼鏡は、金型製作からプラスチック枠の研磨、チタンをはじめとする金属加工、メッキや蒸着に至るまで、ほぼすべてを自社で完結させる、稀有な存在です。そして、この「Edition 120th」にも、その技術の象徴とも言える、チタンとK18 Goldを極めて小さな接点で接合する高度な技術が用いられています。

眼鏡にはさまざまな素材が用いられ、それぞれのメーカーに得意分野があります。しかし、素材や工程ごとに分業化が進んだ現在において、自社一貫で眼鏡づくりを行うメーカーはほとんど存在しません。その中にあって増永眼鏡は、金属のプレスを行う金型製作から、プラスチック枠の研磨、チタンなどの金属加工、さらにはメッキや蒸着に至るまで、ほぼすべての工程を自社で担っています。部門ごとに研究開発を重ね、最新の設備を導入しながら、高度で美しい加工を積み重ねてきた増永眼鏡。その技術の結晶とも言えるものが、「Edition 120th」にも静かに盛り込まれています。それが、チタンとK18 Goldという異なる素材を、極めて小さな接点で接合する技術です。非常に高価な素材を使用するうえ、手間と時間を要するため、この技術が用いられるのは、限られた特別なモデルのみ。さらに印象的だったのは、この接合技術について、あえて特許を取得していないという点でした。方法そのものはすでに公開されているものの、実際に完成させるには、接合時の温度や時間など、膨大な試行錯誤と経験の積み重ねが必要になります。ほんのわずかな接点に込められた、目に見えない技術と哲学。「Edition 120th」は、増永眼鏡が120年かけて培ってきたものづくりの姿勢を、静かに物語っているように感じます。

眼鏡にはさまざまな素材が用いられ、それぞれのメーカーに得意分野があります。しかし、素材や工程ごとに分業化が進んだ現在において、自社一貫で眼鏡づくりを行うメーカーはほとんど存在しません。その中にあって増永眼鏡は、金属のプレスを行う金型製作から、プラスチック枠の研磨、チタンなどの金属加工、さらにはメッキや蒸着に至るまで、ほぼすべての工程を自社で担っています。部門ごとに研究開発を重ね、最新の設備を導入しながら、高度で美しい加工を積み重ねてきた増永眼鏡。その技術の結晶とも言えるものが、「Edition 120th」にも静かに盛り込まれています。それが、チタンとK18 Goldという異なる素材を、極めて小さな接点で接合する技術です。非常に高価な素材を使用するうえ、手間と時間を要するため、この技術が用いられるのは、限られた特別なモデルのみ。さらに印象的だったのは、この接合技術について、あえて特許を取得していないという点でした。方法そのものはすでに公開されているものの、実際に完成させるには、接合時の温度や時間など、膨大な試行錯誤と経験の積み重ねが必要になります。ほんのわずかな接点に込められた、目に見えない技術と哲学。「Edition 120th」は、増永眼鏡が120年かけて培ってきたものづくりの姿勢を、静かに物語っているように感じます。

福井市生野町、増永眼鏡創業の地のそばにある「増永五左衛門翁碑」
福井市生野町、増永眼鏡創業の地のそばにある「増永五左衛門翁碑」

増永眼鏡には、創業以来変わることのない社是があります。
 

「当社は、良いめがねをつくるものとする。
できれば利益を得たいが、やむを得なければ損をしても良い。
しかし、常に良いめがねをつくることを念願する。」

 
効率や話題性が求められる時代にあって、この言葉は決して派手ではありません。しかし、「Edition 120th」を手に取り、細部に目を凝らすほどに、この社是が決して理念だけの言葉ではないことが伝わってきます。120周年という節目に生まれたこの眼鏡は、記念モデルであると同時に、増永眼鏡というメーカーそのものを映し出す一本なのかもしれません。この「Edition 120th」を通して、皆さまは何を感じ取られるでしょうか。

増永眼鏡には、創業以来変わることのない社是があります。
 
「当社は、良いめがねをつくるものとする。
できれば利益を得たいが、やむを得なければ損をしても良い。
しかし、常に良いめがねをつくることを念願する。」
 

効率や話題性が求められる時代にあって、この言葉は決して派手ではありません。しかし、「Edition 120th」を手に取り、細部に目を凝らすほどに、この社是が決して理念だけの言葉ではないことが伝わってきます。120周年という節目に生まれたこの眼鏡は、記念モデルであると同時に、増永眼鏡というメーカーそのものを映し出す一本なのかもしれません。この「Edition 120th」を通して、皆さまは何を感じ取られるでしょうか。

The story of Masunaga continues.

創業120周年の節目を迎えた増永眼鏡がつくるスペシャルピース「Edtion 120」
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Edition 120
The 120th Anniversary Edition


LEX

size 51mm ◻︎18-145(↕︎36.6) 
フレーム価格 : ¥660,000 税込
Front  Titanium
Temple  Titanium + K18 Gold
 

「シームレスという品格」

NEW YORK のマンハッタンを南北に走る大通り Lexington Avenue の名に由来するモデルネーム「LEX」。フォーマルかつ現代的な LEX はビジネスルックを完成させるにふさわしいフレームです。チタンシリーズの中でも人気のスクエアモデル「LEX」で登場した Edition 120th 。なんといっても18Kゴールドとチタンを直接つなぎあわせた、MASUNAGAならではの技術を駆使して作り上げられたスペシャルピースです。120周年を記念したとても特別なモデルをぜひこの機会にお楽しみいただければと思います。
 

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Edition 120
The 120th Anniversary Edition


RADIO CITY

size 47mm ◻︎21-145(↕︎40.7) 
フレーム価格 : ¥660,000 税込
Front  Titanium
Temple  Titanium + K18 Gold
 

「シームレスという洗練」

RADIO CITY というモデルネームはアメリカ・アール・デコを代表する建築の一つ Radio City Music Hall に由来します。チタンシリーズの中でも人気のボストンシェイプ「RADIO CITY」で登場した Edition 120th 。なんといっても18Kゴールドとチタンを直接つなぎあわせた、MASUNAGAならではの技術を駆使して作り上げられたスペシャルピースです。120周年を記念したとても特別なモデルをぜひこの機会にお楽しみいただければと思います。
 

SILMO d'Or 2013 特別審査員賞 「MASUNAGA G.M.S. Limited 2013」


「MASUNAGA G.M.S. Limited 2013」は、2013年の世界最大の眼鏡のエキシビション「SILMO Paris 2013」にてシルモ・ドール(SILMO d'Or)特別審査員賞を受賞しました。MASUNAGA G.M.S. Limited 2013は、18金、ベータチタン、そして竹から成る限定モデルです。このフレームには、18金とベータチタンを接合する世界初の溶接技術が用いられています。リムと山(ブリッジ)は、竹を重ねたチタンで仕上げられています。このフレームの特徴的な形状は、1933年に増永眼鏡が天皇陛下に献上した眼鏡にインスピレーションを得ており、現代的なエッセンスと最先端の技術でデザインされています。G.M.S. とは GOZAEMON MASUNAGA SPECTACLES の略。創業者の増永五左衛門の名を冠した増永眼鏡を代表するブランドです。